
韓国ヒップホップ第4世代。その中でも、言葉とフロウの鋭さでシーンを切り裂いてきたのが、BLASE(ブレイズ/블라세)だ。舞台の上では感情を吐き出すようにラップし、日常では静かにカルチャーを吸収する観察者。自分の世界を崩さずに音楽で魅せる、その姿勢がリスナーを惹きつけてやまない。
“UNDER”から“MAIN”へ──SHOW ME THE MONEYでの覚醒
BLASÉは、2018年にデビューし、ソロアーティストとして活動を開始した。その後、韓国の人気ヒップホップサバイバル番組『Show Me The Money 11』に出演し、ファイナルラウンドに進出。最終的に第4位となり、彼の名を広く知らしめることとなった。
代表曲と音楽スタイル
BLASÉの音楽は、ドリルビートを基調とした力強いサウンドが特徴である。代表曲には、2022年にリリースされた「Pop It (feat. KOONTA)」があり、彼の音楽スタイルを象徴する一曲となっている。
また、2025年には「BLASÉOUL(G6) (feat. Jay Park, Coogie, oygli)」をリリースし、韓国ヒップホップ界のトップアーティストとのコラボレーションを果たしている。

シーンの外から、中心へ
BLASÉは典型的な“出る杭”ではない。むしろ“気づいたら中央にいた”タイプのラッパーだ。彼の存在はアンダーグラウンドから生まれたが、今やKOZやH1GHR MUSICとも共演を重ね、韓国ヒップホップの今を語る上で外せないアーティストとなっている。ソウルのナイトシーンやストリートブランドとも親和性が高く、音楽だけでなく“ムード”そのものが評価されているのも特徴だ。
所属レーベルと国際的な活動
現在、BLASÉは韓国の人気プロデューサーチームGroovyRoomが設立したレーベル「AT AREA」に所属している。彼は、韓国国内だけでなく、ヨーロッパでの公演も成功させるなど、国際的な活動を展開している。
これからのBLASÉ
BLASÉは、独自の音楽スタイルと国際的な活動で、韓国ヒップホップシーンに新たな風を吹き込んでいる。今後の彼の活躍から目が離せない。
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